サラリーマンFPのつぶやき

~会社員をしながらFPとして活動しています~

個人型確定拠出年金の加入の流れ

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※iDeCoのCMってカトパン(加藤綾子)が出てたんですね。

前記事の「確定拠出年金について」に関して、(私のブログの中で)反響が大きかったので確定拠出年金について、もう少し話を進めていきたいと思います。

 

ちなみに前記事はこちらになります↓

takahata4274.hatenablog.com

さて、今回は「加入の流れについて」です。

前記事を読んでいただいた方の中には「仕組みや税制的にお得なのは分かったけど、実際に加入するにはどうすればいいの?」と思った方もいるでしょう。

 

そこで、申請から運用開始までの流れをご紹介したいと思います。

運用開始までの流れ

一連の流れについて、以下のようになります。

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 必要書類ですが、会社員の場合は会社の承認が必要な書類もありますので、まずは会社の人事に「iDeCo(個人型確定拠出年金)をしたい」と伝えた方が良いかもしれません。(私の場合、会社に書類を提出したら、個人型は対応していないと言われ却下されました)※企業型はあります。

私のように骨折り損にならないように、あらかじめ確認しましょう。

それでは、流れを詳しく見ていきましょう。

金融機関の決定

最初にすべき項目ですが、これが最も重要です。理由は、

iDeCo口座が利用できる金融機関は1社のみ

だからです。口座開設後に他の金融機関に変更することもできますが、面倒なので、できる限り自分に合った金融機関を選びたいですよね。

そこで、金融機関選びのポイントについて説明します。

ポイント①:手数料の安い金融機関を選ぶ

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※代表的な金融機関のiDeCo加入手数料と運用手数料を比較したものです。

加入手数料については差はありませんが、運用手数料については違いがみられます。長期にわたってかかってくるコストですので、少しでも安い金融機関を選びましょう。

ポイント②:運用商品の取扱数の多い金融機関を選ぶ

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※代表的な金融機関のiDeCo運用商品取扱数と投資信託商品取扱数を比較したものです。

運用開始時の運用商品は1種類でも、徐々に運用に慣れてくると、

・現在、元本保証型だけど投資信託にしようかな。

・債券比率が多い投資信託だけど、もう少しリスクを取って株式比率を増やそうかな。

など、自分の取れるリスクの範囲内で運用を試したくなる場合があります。

しかし、いざ自分に合った運用商品を選ぼうにも、口座開設した金融機関で取り扱っていなかったら運用できませんよね。

運用商品の選択肢の幅を広げる意味でも、できる限り取扱数の多い金融機関を選びましょう。

iDeCO口座開設申込書を請求する

iDeCo口座を開設する金融機関が決まったら、「口座開設の申請書を請求」しましょう。約1週間程度で自宅に届くと思います。

※だた、既にその金融機関に口座を開設している場合に限ります。初めて金融機関を選んだ場合には、まずは金融機関の口座を開設するところから始めてください。

必要事項を記入し、金融機関へ送付する

この作業が一番面倒です。数枚にわたり必要事項を記入し、会社員は会社の承認が必要になります。

通常、書類が受理され口座が開設されるまで1~2か月を要します。しかも、書類に不備があると返送され、再提出を求められるため、さらに時間がかかってしまう事もあります。

記入漏れ、不備など無いか入念に確認して送付しましょう。

申請書送付~iDeCo口座開設までの間にすべきこと

口座開設までに1~2か月かかりますので、その間に運用する商品を決めましょう。

「投資が初めて」という人は、いきなりリスクのある商品で運用するのは抵抗があると思いますので「元本保証型」の商品を選ぶとよいでしょう。

「元本保証型」というのは、「普通預金」みたいなものと思ってもらえればいいです。

預けたお金が増えない代わりに減りもしない。ただ、iDeCo口座の元本保証型商品に預けるだけで節税になるので、普通預金よりメリットがあります。

運用商品を決定

iDeCo口座が開設完了したら、「運用商品とその運用商品にどれだけ掛金を割り当てるか」を決めましょう。

おそらく、必要書類に月々の掛金を記入していると思いますから、その掛金を割り当てます。1つの運用商品に全額掛けても良いですし、複数の運用商品に分散させて割り当てる事も可能です。

運用開始

運用商品と月の掛金を決定したら、金融機関の掛金拠出指定日に指定した口座から引き落とされ、選んだ運用商品で運用が開始されます。

元本保証でない運用商品は、景気の上下によって価格が変動しますが、60歳と超長期にわたって運用するので、長い目でのんびり運用していくとよいでしょう。

まとめ

iDeCo加入の流れとポイントについてご紹介しました。

社会保障の負担増や消費税増税といった社会的負担が増し、一方で実質賃金が上がらない中、預金だけでは資産形成は難しく、年金もあてにできません。

若い世代が将来老後資金に困らないためにも「いまできること」として、iDeCoを活用するのも良いかと思います。

 

おまけ

 私の経験ですが、運用を開始すると、自分が購入した運用商品が日々どうなっているか気になったりします。

なぜ上がるのか」「なぜ下がるのか

そう考えると、日本の経済や世界経済の動向に目が向くようになります。

そして、経済に関する情報を自然と取り込むようになり、経済に対する知識が身についてきます。

また、運用をすることで投資スキルが身に付きます。投資は経験することが最も大切です。

老後資金を自助努力で用意するためにも、資産運用は必須ですから、今のうちからiDeCoや投資信託などを運用して、投資スキルを磨いた方が良いのかもしれません。