サラリーマンFPのつぶやき

~会社員をしながらFPとして活動しています~

”待ったなし!"年金支給年齢引き上げに備え、知っておきたい3つの事(後編)

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前編では年金支給年齢の引き上げと、定年退職して働かずに68歳で年金を受け取るためには、どのくらいお金が必要か試算しました。

 

 2280万円という大金を用意する必要があり、大卒(22歳)から準備を始めたとしても毎月約5万円近く貯蓄しなければなりません。

正直、毎月5万を貯蓄するのは厳しいと思います。ただ、必要資金を用意できなければ60歳以降も働く必要があります。後編では、年金支給年齢引き上げに備え、知っておきたい3つの事について、私の見解をご紹介します。

その1:最強の老後資金準備ツール『確定拠出年金』

本ブログで何度も紹介している確定拠出年金ですが、老後資金を準備するための最強ツールといえます。

確定拠出年金の説明は、以下の記事を参照下さい。

www.takahata4274.com

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今回は、確定拠出年金で比較的低リスク商品(年利3%)で毎月積立運用した場合に、60歳時にどうなるか試算します。

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※企業型DCのない企業の会社員の満額(23,000円)をかけた場合

運用無しの場合(年利0%)に対し、年利3%で運用すると1950万円900万円の利益が出る結果となりました。これは”複利効果”という”利益が利益を生む効果”によるものです。また、確定拠出年金による利益は非課税ですので、900万円まるまる利益として手に入れる事ができます。お得ですね。ぜひ活用しましょう!

その2:人生の貯め時を知る

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これも以前ブログで紹介していますが、人生にはお金の貯め時が3回あると言われています。

①独身

②結婚して子供が誕生し、義務教育が始まるまで

③子供が自立し、定年退職まで

独身の方は一生貯め時ですが、結婚やお子さんがいる方は➁か➂の時に貯めるしかありません。最良の貯め時としては、『➂子どもが自立し、定年退職まで』だと思います。それなりの収入もあると思いますし、この期間でしっかり貯蓄しましょう。ただ、具体的な金額は人それぞれですので、貯め時に突入した際に、自己で目標金額を設定し、実践されると良いと思います。

その3:複数の収入源を持つ

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確定拠出年金の運用による利益も収入源の1つですが、給与収入だけでなく他の収入源を持つことで収入を増やし、貯蓄額を上げる方法です。

残業して収入を増やせばいいじゃん

と考える方もいると思いますが、あまり効率的ではありません。その理由を下記に示します

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年収400万の人が残業代で100万稼ぎ、年収が500万になったとしましょう。すると、漏れなく所得税や住民税、社会保障費などが差っ引かれ、残業分の手取りは約74万円となります。(約26万円は国に持っていかれます)

従って、残業で稼ぐよりは、例えば奥さんに扶養内(103万円以内)で、パート等で働いてもらった方が効率的と言えます。

退職金はアテにしないほうがよい

『退職金があるから大丈夫』と安易に考えない方がいいと思います。

数十年後、あなたの会社は存続していますか?退職金が出る保障はありますか?退職金がいくらもらえるか分かりますか?恐らく、答えられないのではないでしょうか。

私の見解ですが、退職金をアテにせず、出たらラッキー♪くらいの方がいいと思います。

まとめ

少子高齢社会の日本で、国の借金は膨れ上がり、かつ社会保障費は増加の一途を辿っています。そんな中で、年金支給年齢が上がるのは自然な流れと思います。今回、68歳との提案がありましたが、70歳まで引き上げられるのではないかと思います。ますます60歳定年が難しくなる世の中において、”いかに早く資金を準備できるか”が、運命を左右すると考えています。セカンドライフを楽しむため、若いうちから準備しておきたいですよね。

 追記:ふと感じた事

(小さく書きます)今回、年金支給年齢引き上げを取り上げましたが、もっと国内で騒ぎになっていい案件だと思います。ただ、引き上げ提案時にメディアから報道されていたのは、森友文書の改ざん問題。冒頭でも述べましたが、国民にとって森加計問題よりも年金支給年齢引き上げの方が大問題だと思うのですが。。。なんとなく、国民に知られたくない案件の時って、別の話題をかぶせてくる。政府もメディアも、そんな感じがしてなりません